セルプールを日本人の睡眠に役立てるために

セルプールを日本人の睡眠に役立てるために

セルプールを日本人の睡眠に役立てるために

篠原化学では、毎日使う寝具に「満足してほしい」という思いから、高品質・高機能のモノづくりにこだわっています。

それでいて、手の届きやすい価格帯に設定しているのは、ひとりでも多くの方に使っていただきたいという願いがあるからです。

高品質とリーズナブルな価格をどのように両立しているのか、それぞれの製品をどのような思いで開発しているのか、ご紹介したいと思います。

 高品質なのに手頃な価格「ひとりでも多くの方に使っていただきたい」

セルプールはヨーロッパのメーカーから購入しているのですが、代理人や代理店、商社が間に入る場合が多いです。

すると、中間マージンが発生し仕入れ原価が高くなってしまうんです。

とても良い物だとわかっていても、値段があまりに高いとなかなか手が出せなくなってしまいます。

弊社の場合、2009年の取引開始直後からネベオン社の日本総輸入代理店としてダイレクトトレードを実現しているためお求めになりやすい価格設定になっています。

実はとある家具販売店からセルプールの取引依頼を受けましたが弊社が提示した価格があまりにも安すぎて店で置いているほかの製品との釣り合いが取れなくなってしまうと言われました。先方から提示した値段より高くしてくれと依頼を受けましたがすでに弊社ではテレビショッピングで販売していたので、今さら値段を変えられず、結局そのお話はお断りをすることになってしまいました。

そこで改めて、自分たちの製品が破格値であることを実感しました

実際、テレビショッピングでは今でも非常に売れ行きも良く、お客様に喜んでいただいております。

 お客様からの反響も続々!感謝状は1500通以上 

テレビショッピングでの売上が好調と説明しましたが、実は既存のお客様からの紹介で購入される方も少なくありません。

現在、セルプールの寝具シリーズで10年くらい販売していますが、その間にいただいたアンケートはがきは1,500通以上に上っています。

製品をお届けする際、アンケートハガキを同封していますが、こうした物はなかなか返ってこないという話を聞いています。

それなのにこれだけたくさん自筆でご返送いただけていることに、とても感動しています。

製品づくりは苦労も多いのですが、お客様からのお声を頂戴すると、とても励みになります。

ハガキの内容はさまざまですが、肩や腰の違和感がなくなったというお声が多いように思います。

弊社の寝具は体圧を分散するために表面は柔らかく仕上がっている一方、そのまま体が沈まないようにしっかり反発する作りになっています。

柔らかいのに硬いという、相反する特徴を実現してくれるのがセルプールの魅力で、それが肩や腰の違和感の解消に繋がっているのだと思います。

ハガキにはお客様満足度に丸をつけてもらうところもあるのですが、今年(2022年)の5月に出た数字では91.2%でした。

かなり好評いただいているのを実感しています。

エコな視点も取り入れて、ゴミを増やさない寝具へ

寝具を長年利用していると、どうしてもヘタリが生じてきます。

たとえば弊社で販売しているハイブリッドマットレスは三つ折りになるタイプですが、やはり体の部位で最も重い腰部・臀部を受け止める中央が最初にヘタリが生じます。

そんなとき、まだあまり劣化していない頭の部分や足の部分と、中央のマットレスを入れ替えられるようになっています。

それにより物理的には従来品の3倍長く使えるという計算です。

企業としてはたくさんモノが売れるに越したことはないのですが、同時にゴミは増やしたくないという気持ちもあります。

上下部分はまだ使えるのに、中央部分が劣化しただけで捨てるのはもったいないので、入れ替え可能にしてローテーションすることで、できるだけ長く使っていただきたいと思っています。これにより資源の節約になり地球環境に配慮した製品となっています。

また、ガワ地も芯材もご家庭で洗うことができるので、衛生面でもご満足いただける製品となっています。

既存のマットレスの寝心地を改善するピロートップも販売

海外だと、マットレスの上にもう一枚重ねるピロートップを使うことが多いのですが、日本ではまだ硬いマットレス一枚で使用するケースがポピュラーです。

ピロートップがないと、素材の上に直に体を載せることになるので、やや圧迫感を感じやすくなります。

ただ、体に違和感を覚えるからといって、買ったばかりのマットレスを捨ててしまうのはもったいないですよね。

弊社のピロートップがあれば、既存のマットレスに載せるだけで寝心地を改善できるので、コストをそれほど掛けずに済みます。私共では、寝心地の土台を作るという意味を込めて「睡眠ファンデーション」と呼んでいます。

マットレスに比べると薄手ですが、それなのにこんなに寝心地が変わるなんて!とお客様からのお喜びの声をたくさんいただいています。

日本の環境、生活様式に合ったマットレス 

弊社で販売しているスウィートドリームデラックスマットレスは、布団からマットレスへの移行を考えている方向けの製品です。

ヨーロッパと日本の住宅には実は共通点があって、どちらも居住スペースがそれほど広くないことが多いのです。

そのため、必要以上に分厚いマットレスは適合しにくいと考えています。弊社のセルプールは高密度のウレタンなので、厚みを抑えつつへたりにくいところが特徴です。

また、コイル等の鉄素材を使わないウレタンフォームは地球環境にも貢献できると考えています。

芯材を抜くという新しい発想で作られた枕

人は平均15~20回ほど寝返りをするといわれています。

寝返りをする理由は、圧迫されている筋肉をほぐすためなのですが、そのときに枕がフィットしないと目が覚めやすくなってしまいます。

とくに仰向けの状態から横向きになったとき、肩の分だけ高さが必要になるので、通常は両端が高い枕を作るという発想になります。

でも、そうすると寝返りがとてもしにくくなるので、中央部の芯を抜くというアイデアに辿り着きました。こうすることで仰向き寝時には中央部が適度に沈み込み、横向き寝になったときに沈み込みを抑えるようにするという発想で、すべての人の寝姿勢に対応できるオールマイティな枕が完成しました。

多くの人に、間違いのない物を届けたい 

私共は寝具のプロとして製品づくりに向き合っています。

たとえば天然繊維はデリケートなので、化学繊維に比べると、ダマができやすいとか、そういう不満は出やすいと思います。

しかし、寝具は長く使えることを優先するよりも、自分の体に良いことを優先したほうが良いと思っています。

なので、化学繊維より劣化しやすいとわかっていても、あえて天然繊維を使用しています。

適度に劣化したほうが買い替えどきもわかりやすいですし、常に良い環境をキープできるのではないでしょうか。

そういう会社の理念を貫くために、間違いのない物をひとりでも多くの人に届けていきたいと思っています。